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「努力は裏切らない」は本当か?マンボウに学ぶ、美容師の『報われる努力』の正体

  • 1月9日
  • 読了時間: 4分

更新日:1月10日


こんにちは。


先日、子供会で大洗水族館(アクアワールド)に行ってきたんです。

そこで出会ったのが、巨大なマンボウです。


知ってます? マンボウ。


マンボウって、ネットでは「まっすぐしか泳げないから岩にぶつかって死ぬ」なんて噂が出るほど、弱くて「ヤワ」な魚らしいんです。


それを見た私は、心の中でこう思いました。


「おいおいマンボウよ、海を舐めすぎじゃないか?よく今まで生きてこれたな。もう少しサメを見習って、速く泳ぐ練習とか、牙を研ぐ努力をしたらどうなんだ」と。


でも、ふと立ち止まって逆に思いました。


こんなに「ヤワ」なはずのマンボウが、なぜ絶滅もせず、今も悠々と海を泳いでいられるのか?


知ってますか?

マンボウが絶滅しない理由・・・

なんと、卵を3億個も産むらしいんです。

一匹が日本人の全人口より産むんですよ? 凄くないですか?



そこで今日は、

「努力は裏切らない」は本当か?マンボウに学ぶ、美容師の『報われる努力』の正体

というテーマで書きたいと思います。




「強くなければ生き残れない」という思い込み


美容師の世界には、今も「技術を極め、売上を上げ、トッププレイヤーとして強くなること」こそが正解だという空気が根強くあります。


かつて美容師の技術が「秘伝のタレ」だった時代、店に残って先輩の技術を盗み、必死に自分の「技術」を鍛える努力をすることが、唯一の生き残り方でした。


私も見習い時代は原宿・青山のサロンで働いており、

毎日、朝練・夜錬に明け暮れていました。




20年以上前の美容業界、、、


 「強くなければ生き残れない」

そういう時代だったと思います。


でも、令和の時代、それだけが生き残る術では無くなっているように思えるのです。



マンボウは「戦うこと」を選ばなかった


ここで、海の中の生き残り戦略を見てみましょう。

例えばサメは、鋭い歯と圧倒的なスピードという「強さ」を磨くことで生き残っています。


一方で、マンボウはどうでしょうか? 彼らは泳ぎも遅く、皮膚も弱く、およそ「強者」とは言えません。


しかし彼らは、「自分が強くなる努力」を捨て、代わりに「とにかく卵をたくさん産む(3億個)」という別の努力に全振りしました。



「サメのように強くなる」ことだけが、海で生き残る正解ではない。

マンボウは「戦うこと」を選ばなかったのです。




 美容師における「自分に合った努力」とは?


サメから見たら、マンボウは怠けていて、まるで生き抜くつもりが無いように見えるかもしれません。


でもマンボウは、早く泳ぐ努力や、牙を鋭くする努力で勝負するのではなく、「卵を3億個産む」という、「自分に合った適切な努力」をしていたんです。


もしマンボウがサメの様に、「もっと速く泳ごう」と必死に筋肉を鍛えても、サメのようにはなれず、絶滅していたかもしれません。

でも、3億個の卵を産むという彼ら独自の努力は、サメには真似できない生存戦略だったからこそ今も生き残っているんです。


マンボウは「得意なこと・できること」で努力したからこそ、今も絶滅せずに泳いでるんだなぁって思いました。




オーナーとして、先輩としての「反省」


床井、反省しました。

「マンボウ、すまん。お前もお前で、必死に頑張ってたんだな」と。


私たちオーナーや先輩は、自分の成功体験(サメとしての生き方)がある分、違う泳ぎ方をしている後輩を見て「あいつは努力が足りない」と決めつけてしまうことがあります。


でも、それは大きな間違いかもしれません。


彼らは、私たちが知らない「新しい海の泳ぎ方」を必死に模索している最中かもしれないからです。


努力が報われないと感じる時、それは「量の不足」ではなく、単に「自分の特性と努力の方向性がズレている」だけかもしれません。


だからこそ、

  • 先輩は: 自分の基準を押し付けるのではなく、相手の特性に合った「努力の方向性」を一緒に考える。


  • 後輩は: 自分の「ありたい姿」を言語化し、そこに向かうためのアドバイスを先輩に求める。


このコミュニケーションこそが、今の時代には不可欠なのかもしれません。



まとめ



今は「〇〇特化型」の美容師が流行っています。


でも、流行っているからやるのではなく、それが「自分」に合っているかを見極めることが一番大切です。


サメとして獲物を追うのが幸せな人もいれば、マンボウのように広い海を自分らしく泳ぐのが幸せな人もいる。


どちらが良い悪いではなく、「自分に合った適切な努力」を選べているか。


それさえ間違えなければ、美容師という仕事はもっと自由に、もっと楽しくなるはずです。


え?私ですか?

私は……もちろん「サメの速さで泳げるマンボウ」目指してますが(笑)。


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トコイ テツヤ

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宇都宮で正社員サロン・フリーランスシェアサロンを複数店舗を経営するオーナーが、美容室の教育や働き方の矛盾など、業界のタブーに切り込む本音のブログ

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