【1人美容室 or フリーランス美容師 】「自分らしい独立」を選ぶためのリアル思考法
- 床井哲也
- 1月22日
- 読了時間: 4分
更新日:6 日前

こんにちは。
美容師として働いていると、一度は頭をよぎる「独立」の二文字。
一昔前なら「借金をして、自分の城(店舗)を持つ」ことが唯一の正解でしたが、今はシェアサロンという選択肢も当たり前になってきました。
僕は今、宇都宮で「正社員サロン(Kurcca)」と「シェアサロン(Nora)」の両方を経営しつつ、自分自身もハサミを持って現場に立っています。
だからこそ見える、この2つの働き方の「リアルな違い」について、ちょっと本音で書いてみようと思います。
教科書的なメリット・デメリットの話ではなく、「実際にそこで生きていくなら、どういう感覚になるのか?」というお話です
1. 「1人美容室」のオーナーになるということ
自分の美学を100%詰め込んだ空間で、お客様とマンツーマンで向き合う。
これは、やっぱり美容師としての「ロマン」ですよね。僕もその気持ち、すごく分かります。
得られるのは「没入感」と「資産」
BGMも、内装も、薬剤も、すべて自分の好きにできる。お客様に「あなただけの空間です」と言える贅沢さは、オーナーならではの特権です。そして、将来的にスタッフを雇ったり、店舗展開をしたりと、自分のブランドを「資産」として育てていける面白さもあります。
でも、覚悟しておかなきゃいけない「孤独な戦い」
その反面、現実はシビアです。家賃、光熱費、広告費、返済…。これらは、たとえ自分がインフルエンザで寝込んで売上がゼロになっても、容赦なく請求書として届きます。 「体調を崩せない」というプレッシャーを、たった一人で背負い続けるタフさが求められます。これは想像以上に、精神力を削られる部分でもあります。
2. 「フリーランス(シェアサロン)」という生き方
一方で、僕が運営しているNoraのようなシェアサロンで働くという選択。
これは「場所を持つリスク」を手放して、身軽に自分の腕一本で勝負するスタイルです。
得られるのは「リスクの低さ」と「ゆるやかな繋がり」
最大の魅力は、やっぱり「失敗しても致命傷にならない」こと。
多くのシェアサロンは売上に応じた利用料(または固定費も安価)なので、万が一休んでも、店舗家賃のような重たい固定費赤字に潰されることがありません。
そして意外と大事なのが、「一人だけど、独りじゃない」という距離感。
隣には別の独立したプロがいる。道具の貸し借りや、ちょっとした情報交換ができる。「誰かの気配がある」というだけで、心の安定感は全然違います。
ただし、「自分の城」ではない
もちろん、あくまでシェア(共有)なので、内装やルールには一定の制約があります。
「俺の城!」という所有感を最優先したい人には、少し物足りないかもしれません。
3. リスク管理とコストの比較
比較項目 | 1人美容室(オーナー) | フリーランス(シェアサロン) |
初期投資 | 高い(借入が必要なケースが多い) | 低い(自己資金でスタート可能) |
固定費リスク | 約40万~。 休業中も維持費が発生。 | 約1万~。 固定費負担を抑えやすい。 |
仕事の環境 | 完全なプライベート。 お客様と深く向き合う。 | オープンな環境。 仲間の気配と共助。 |
将来の展望 | 店舗の資産化、組織化が可能。 | 個人の技術・知名度の最大化。 |
結論:あなたが欲しいのは「城」ですか?それとも「自由」ですか?
もし明日、あなたが1ヶ月働けなくなったとしたら。
その時、歯を食いしばってでも「自分の城」を守り抜く覚悟があるなら、店舗独立は素晴らしい挑戦になるはずです。
でも、もしあなたが求めているのが、 「お客様と向き合う時間を大切にしたい」 「家族との時間も守りながら、美容師を長く楽しみたい」 「不安や不満を感じることなく、健康に働きたい」 という持続可能な「自由」なのであれば、シェアサロンという選択は、あなたの人生をとても豊かにしてくれると思います。
正解はありません。 大切なのは、世間体や「こうあるべき」という声ではなく、「5年後、どんな顔をして毎日を過ごしていたいか?」という、あなた自身の素直な気持ちです。
もし「ちょっと迷ってるんだよね」という方がいれば、いつでも相談に乗りますよ。 リアルな数字の話も、包み隠さずお話ししますから(笑)






















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